流行りの言葉、食育、共食
人は生きるために、毎日3食365日続けていきます。
近年、食育の現場で関心が高まっているのが共食という言葉です。
共食とは、読んで字のごとく「一人ではなく誰かと一緒に食事をすること」。
家族と共に過ごしている人にとっては、誰かと一緒に食事をするのは当たり前かもしれません。
しかし、最近では、核家族や共働き世帯の増えている影響もあってか、孤食の子供が増えているようです。
家族と住んでいる時はみんなで食卓を囲んでましたが、社会人になって一日の全ての食事を一人で食べているという人もいるでしょう。
一人で食べた方が気が楽という人もいるかもしれませんが、共食には様々なメリットがあります。
メリットを知り、誰かと食事をする大切さを学ぶことが大切です。
「共食」のメリットは栄養バランスの良い食生活
共食のメリットは、健康になれるということです。
食べ物には、生命を維持するために必要な栄養素がたくさん含まれています。孤食の場合、好き嫌いが多い人は自分の好きな決まったものしか食べないということもあります。
また、孤食ならば、誰も見張る人はおらず、ある程度自分の好きな量を食べることができるので、過食や小食を招いてしまいます。
好きなものばかり摂取すると栄養が偏りがちになりますし、食べる量が少なければ、必要な栄養素が足りなくて体に悪影響を及ぼすようになります。
人によっては、めんどくさくて朝ご飯を抜いたり、金銭的な余裕がなくて食事を我慢したりということもあるでしょう。
みんなで食事する場合、料理を作る人が必要な栄養を考えながらメニューを工夫します。
親ならば子供に食べる量を教えたり、栄養のバランスを良くしたり、食べるための指導をするはずです。
健康的な体を目指すためには、食事のバランスを考え、1日3食、適切な量を摂取するということが大切です。
共食は不規則な食生活を正し、健康的な体を作るために一役買います。
共食で食事を美味しく楽しく
他のメリットは、ご飯が美味しくなるということです。
みんなで会話しながら楽しく笑顔で食べることで、一人で食事する時よりもご飯がより一層美味しく感じるのです。
楽しい会話は、料理を美味しくしてくれる最高のスパイスになります。
孤食の機会が多い人ほど憂鬱や不眠、ストレス症状で悩んでいるというデータもあるようです。楽しく食事すればストレスも緩和されます。一緒に食べるということは、体だけでなく、精神的にも良い影響を与えるのです。
食事の仕方は、健康的や充実した毎日をおくるうえでとても重要になります。
ご質問・ご相談はこちら
よろしければこちらの記事もご覧ください。