家庭でも職場でもお一人様が普通
近年は共働きする世帯や塾や習い事に通う子どもが増えたため、別々に食事をする家庭も増えました。
ライフスタイルの変化から個食に変わるのは仕方のない面もありますが、共食には多数のメリットがあります。
個食にはない共食ならではのメリットとは、コミュニケーションがはかどることです。
食事を一緒に共にすれば、自然と会話も弾みます。
家族なら目の間にある料理の話題から、その日一日にあったことを親と子どもの間で話す機会にもなるでしょう。
学校での出来事や友達との関係など、親の目の届かない点に気付くキッカケにもなります。
共食はコミュニケーションのきっかけに
コミュニケーションがはかどるメリットは、家族だけではありません。
たとえば社員食堂で社員同士が同じテーブルで食事をすると、活発な意見交換の場ともなります。
仕事に役立つ意見が出てくることもありますし、全く異なる話題からコミュニケーションを深めるきっかけにもなるでしょう。
同じ時間に同じテーブルで食事を食べる行為には、会話が弾むメリットがあります。
何より一人で食事をするよりも、家族や友人と一緒に会話を楽しみながら食べると美味しさも大きくなります。
食事がいつもより美味しいと感じられれば、精神的にも良い効果をもたらしてくれるでしょう。
共食は食生活習慣の改善につながる
共食はコミュニケーションがはかどるだけではなく、食事からさまざまなことを学べます。
たとえば子どもが一人で食べていると、間違ったお箸の使い方をしていても誰も指摘しません。
そのためお箸の使い方にクセが付いてしまい、大人になっても直せなくなります。
親と一緒に食事をする習慣があれば、子どもが間違ったお箸の使い方をしていたら指摘できるでしょう。
変なクセが付いてしまう前に指摘し直してあげれば、食事の仕方が美しくなり大人になって恥をかくことはありません。
他にも食事のマナーやあいさつの習慣など、大切なことを教えてあげられる場にも共食はなっています。
個食だとそれぞれが好きなものを選んで食べてしまいがちで、栄養バランスが悪くなってしまいます。
共食は個食に比べて、主食・主菜・副菜が揃いやすく食事のバランスも良くなりやすいです。
栄養バランスの良い食事を食べられるようになるので、健康にも良いとされています。
子どもの成長にはバランスの良い食事が何よりも大切なので、子育てしている家庭には大きなメリットです。
共働きや塾通いなどで家族と一緒に食事をするのは難しくなっていますが、できるだけ一緒に食べるべきとされています。
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