共食とは家族・地域社会・職場または趣味の仲間が集まって、同じ食べ物や飲み物を共に飲食することです。共食は「きょうしょく」と読みます。「ともぐい」ではありません。共同飲食といわれることもあります。孤食の反意語です。
共食のはじまりは日本に古くから存在する神道にあります(諸説あり)。
神道ではお祭りの際に食べ物や飲み物やお酒をお供物とします。お祭りの後にそれを下げてみんなでいただいていました。
お供えしたことで食べ物などに神様のご利益があり、同じ神様を祭った集まりでそれをいただくことでみなさんに等しくご利益をいただき、神様のご利益に感謝しながらみなさん同士の絆を確認して深めあっていきました。
1万6千年前が起源とされる縄文時代・弥生時代が神道の始まり。その頃から日本人に馴染みのある食に関する習慣が共食です。