飲食店を経営するにあたり、基本的な業界用語がいくつも飛び交う場面に立ち会う経験は必ず訪れます。そんな時でもしっかりとした用語の意味や、基本的な知識を身につけておくことは非常に大切です。
今一番飲食業で注目されているのが、「アイドルタイム」と呼ばれている時間のことで、その意味は店内に来店者が殆どいない時間帯のことを指しています。
アイドルとは本来、仕事がない・働いていない・遊んでいるなどを意味する形容詞であり、そこにタイムを付けることで無作業時間・遊休時間といった労働力が稼働していない時間帯という意味を持つのです。アイドルタイムとは逆に、最も混雑していて忙しく労働している時間帯のことを「ピークタイム」と言います。
レストランやカフェ等の一般的な飲食店においては、お昼のピーク時が過ぎ去った14時~17時くらいまでの時間をアイドルタイムとしており、お店の売り上げがガクンと落ちる時でもあるのです。1日の営業時間が長いお店ならあまり売上に支障はないですが、決められた時間帯での営業を行っている場合には死活問題になることだってあります。